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FSW(摩擦攪拌接合)
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FSW(摩擦攪拌接合)とは




FSW(摩擦撹拌接合)とは

特殊な工具を使い、ワークとの間に発生した摩擦熱で軟化させ、その状態で攪拌してワーク同士を接合(一体化)させる技術です。






接合の種類
突合わせ接合・重ね合わせ接合・スポット接合




FSWの利点


・変形やゆがみの少ない接合部
材料以外の素材を用いず、材料も溶融しないことから変形や歪みが少なく、かつ溶融溶接より強度が高い接合ができます。

・異なる材質の接合が可能
FSWでは、同じ材質はもちろん、アルミニウムと鉄・銅などの異なる異種金属接合も可能です。

・省エネ
  溶接ヒューム(シールドガス・溶接棒・溶剤・接着剤を不使用)が発生しない為、安全で環境にやさしい接合方法です。
 


弊社のご提案・メリット


・設計から加工までの一貫体制

切削からFSWまでを、同一機械で一貫して加工ができるため、
ワークを移動・運搬する必要がなく、コスト及び短納期での対応、製品の品質保証が可能です。
適応サイズ:2000×4000

・自由な経路
CADデータに対応し直線・曲線・複雑な形状等の設計が可能

・ガンドリル加工からフライス加工へ
深穴で困難な穴加工も上部から加工ができる 

・既存溶接の置き換え
溶接構造より強度を有し、一体物としての製品ができる

・ボルトとパッキンの置き換え
一体構造なので、ボルト・パッキンの不要な部品が省ける

・市場に無い幅広・長尺板の製作
突合せ接合で幅広・長尺板の製作が可能

・冷却・ヒーターの部品など
様々なケース(モーター・インバータ・バッテリー・冷却部等)の接合に応用する事で、生産性を大きく向上させる事ができます。

ワーククランプや治工具考案のノウハウが活かせる接合である為、様々なご提案が可能 



溶接との強度比較


引張試験/ 当社の試験結果
突合せ接合
材質:AL6061 厚み3mm
引張試験:JISZ2201-1956(5号試験片)
FSW:(摩擦攪拌接合)
溶接:TIG(片面溶接)
母材:(素材)           

母材より7割程度の接合強度


気密性


リーク試験 当社の試験結果
・水中法
実施時間:24時間
  結果  :漏れはなし
 エアー:1.15MPa
・加圧放置法
実施時間:4日間
  結果  :漏れはなし
   エアー:1.15MPa
水中法・加圧放置法 共に漏れはない

製作事例


異材種接合

突合せ接合 銅 アルミ
突合せ接合 アルミA6061 真鍮

突合せ接合

突合せ接合 バッテリーケース アルミA6061
突合せ接合 アルミA6061
突合せ接合 アルミA5052
突合せ接合 アルミダイカストADC12

重ね合わせ接合

ノズル 重ね合わせ接合 アルミA6061

スポット接合

スポット接合 アルミA6061
その他、お客様のご要望に柔軟にお応えいたします。
まずはご相談ください。


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TEL.0748-53-0532